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英国は米国の禁止法を公式に批判
アメリカの禁止法に対して、イギリスの政府関係者も含めて、かなり強い口調で批判が出てきています。
「US gambling law flawed - Jowell」
イギリス国営テレビBBCの報道によると、イギリス文化省の補佐官が以下のような声明を出しているようです。
「このアメリカの禁止法によってオフショアのオンラインギャンブルサイトは現代のSpeakeasyと同じものになってしまう。禁止をするのではなくて規制をすべきである。」
Speakeasyとは1920年代にアメリカで禁酒法が制定された時に、アル・カポネなどのマフィアにより作り上げられた違法パブの総称のことを言うようです。
さらに続けて「アメリカは禁酒法の経験から学ぶべきだ。社会に害を及ぼすと言う理由で作られた目的とは反対に実際はマフィアの台頭を許してしまったではないか。オンラインギャンブルの禁止法がもしうまくいかない時に、本当に重大な問題が社会に訪れるだろう。」と警笛を鳴らしています。
確かに、ほとんど何も規制されていないオフショアの国々をベースにしたオンラインギャンブルサイトが跋扈してくる可能性は多々あるように思えます。お酒とオンライン上でのギャンブルはその規模が全く違いますが、今のところほぼ同じ道をアメリカは進んでいるような感覚を受けます。
イギリスでは来週に30カ国から政治家、司法関係者を招いて、オンラインギャンブルに関してどのように国際的な規制を加えていくかを話し合うサミットを開くそうです。
2006年10月29日